プロポリスの基礎知識

産地によって異なるプロポリスの有効成分

プロポリスは、ミツバチが集めてくる植物を原料として作られるため、植物によって、黒褐色・暗緑色・赤褐色のものなど様々な種類があります。最近の研究では、産地や植物によって成分が異なることが分かってきました。

プロポリスの有効成分(産地別)

プロポリスは、ブラジルをはじめ、エジプト、オーストラリア、中国、そして、ニュージーランドなどと、ハチミツが生息している地域で採集することができます。日本においてもわずかですが、主に研究用として採集されているようです。

一般的なプロポリスの成分は、樹脂(55%)、ワックス(30%)、油性物質(10%)、花粉(5%)で構成されています。成分は、微量のものを含めると約400近い成分が含まれているとされています。

その中でも、産地や植物によって成分が大きく異なることが分かっています。それでは、産地ごとの特徴を見てみましょう。

ブラジル産プロポリス

世界で一番プロポリスの生産量が多いのが、ブラジル。ブラジルにいるミツバチは、高い防衛本能を持ち、巣を守るためのプロポリスを早く大量に生産することで知られており、特に湿度の高いアマゾンに生息するミツバチは、強力なプロポリスを生産すると考えられています。

ブラジル産のプロポリスは品質に応じて6段階の等級に分かれ、ミナスジェライス州産のアレクリンという植物に由来する緑がかった色が特徴の「グリーン・プロポリス」があります。

この「グリーン・プロポリス」には、他の産地のものと比べて、抗菌作用がある「アルテビリンCなどの桂皮酸誘導体」が多く含まれており、質が高く、最高級品とされています。

関連コラム:「グリーン・プロポリス」と、幻のプロポリスと呼ばれる「レッド・プロポリス」

ニュージーランド産プロポリス

マヌカハニーなど、抗菌・殺菌効果の高いハチミツが採れるニュージーランド。ニュージーランドでもプロポリスは大人気です。ニュージーランド産プロポリスの特徴は、フラノボイドが他の産地と比べて、含有量が多いことです。

マヌカハニーやプロポリスなどを販売しているマヌカヘルス社の資料によると、他の産地と比べて約7倍もフラボノイドの含有量が多いことが分かっています。もちろん、地域や採取される植物の種類によっても左右されます。

フラノボイドは、植物に含まれている色素成分で、赤ワインに含まれるポリフェノールなどのひとつです。特に 種類によって特徴や作用が異なりますが、フラボノイドの多くは「抗酸化作用」を持っており、サプリメントなどに広く利用されています

関連コラム:プロポリスと「フラノボイド」

中国産プロポリス

ヨーロッパ産・中国産プロポリスの特徴は、ポプラの木から西欧ミツバチが集めた樹液が多く、フラボノイド類が豊富とされています。中国は漢方薬のように色々な製法でプロポリスを抽出・製造しているため、日本では手に入りにくい様々なメーカー・ブランドがあります。

オーストラリア産プロポリス

オーストラリア産プロポリスの特徴は、広大な土地に自生するユーカリの植物から採れた樹液が多いことです。ハーブの中でもユーカリは強い抗菌効果・防腐効果があるとされています。

プロポリスを選ぶ際のポイント

プロポリスは産地ごとに有効成分の特徴があるので、目的や効果に応じた産地でプロポリスを選ぶこともできます。ただし、あくまでも特徴のひとつでしかないので、一般的なプロポリスの効果を期待する場合は産地以外にも価格やタイプによっても選ぶことも大切ですね。